あれ…あの子、スマホをもっている!?
これがすべてのきっかけでした。
急速に発展するベトナムホーチミン市。
その成長の波はフックタイン小中学校の地域にも及んでいました。
見違えるほどきれいになった小学校の校舎。
きっとこれからますます変化をとげていくでしょう。
その変化の中で、私たちは同じことをし続けていいのだろうか…。
私たちの理念は、相互に成長できる関係をつくること。
交流会と奨学金の2本柱の体制を、いつか交流会1本にできたとき、
それはフックタイン小中学校の教育の環境の改善、成長を意味するだろう。
でも、そのとき私たちは奨学金支援をやめてしまっていいのだろうか?
フックタインだけがベトナムではない!
私たちが10年以上積み上げてきた交流会と奨学金の経験スキルを、
新たな学校の子どもたちのために活かしてみたい…。
そうして新たな挑戦の舞台に選んだのが、首都ハノイでした。
首都でありながらもホーチミンに大きな遅れをとっているハノイの小中学校で、DOORSの新しい可能性を探すことになりました。
ホーチミンとはかすかに異なる雰囲気。ハノイの現状。新たな出会い。
さまざまなことを学びながら、今も模索、挑戦は続いています。
日本のNGOのご協力を頂いたりODAとの連携企画をしたり、
貴重な経験を積みながら着実に一歩ずつ、歩を進めています。
もちろん、ホーチミンのまぶしいほどの発展の影に、
まだまだ貧困に苦しんでいる家庭がたくさんあることを
私たちは家庭訪問や校長先生とのお話の中で理解しています。
フックタイン小中学校とも、これまで以上に真剣に向き合い交流を大切に、相互に成長できる関係を深めていきたいと考えています。
これからのDOORS、新しいステージへ。
全力で頑張ってまいります!
これまでのハノイでの活動
・ニンビン、ナムディンの小中学校訪問
(教育環境、経済状況など調査。文房具やランドセルの寄付。または日本のNGOの支援方法を見学)
・ハノイ稲門会に参加
・日本のODAとの連携企画、衛生について子どもたちに理解を広げる交流会の実施